
この記事は行政書士が監修しています。
いしかわ行政書士事務所の行政書士が、法令や公的機関の情報、実務をもとに、制度や手続きのポイントを分かりやすく解説します。
車のナンバープレートを選ぶとき、
「希望ナンバーと図柄ナンバーは何が違う?」
「好きな数字にして、さらに図柄入りにもできる?」
「今の番号を変えずに図柄だけ変えられる?」
と迷うことがあります。
結論からいうと、希望ナンバーと図柄ナンバーは選ぶものが違います。
- 希望ナンバー → ナンバープレートの4桁以下の数字を選ぶ
- 図柄ナンバー → ナンバープレートのデザインを選ぶ
という違いです。
そのため、
好きな数字+図柄入りナンバープレート
という組み合わせもできます。公式の「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」でも、希望番号の申込み時にナンバープレートの種類を選択できる仕組みになっています。
また、すでに乗っている車について、現在の番号を変えずに図柄ナンバーへ交換できる場合もあります。
希望ナンバーとは?
希望ナンバーとは、ナンバープレートに表示される一連指定番号のうち、4桁以下の数字部分を希望する番号にできる制度です。
例えば、
「・・・1」
「・358」
「11-22」
「25-25」
など、希望する数字を申し込むことができます。
ただし、ナンバープレートに表示されるすべての文字・数字を自由に選べるわけではありません。
希望できるのは、ナンバープレートの大きな4桁以下の数字部分です。
例えば、
三河 330
あ 12-34
というナンバーなら、「12-34」の部分を希望します。
人気の番号は抽選になる
希望ナンバーには、
- 一般希望番号
- 抽選希望番号
があります。
特に人気の高い番号は抽選対象となっており、当選しなければ取得できません。
2026年8月現在の公式申込サイトでは、全国共通の抽選対象番号として、
1、7、8、88、333、358、555、777、888、1111、8888
の11通りが案内されています。これとは別に地域ごとの抽選対象番号が設定される場合もあります。
抽選対象番号は変更される可能性があるため、申込時点の公式情報を確認してください。
公式資料
図柄ナンバーとは?
図柄ナンバーは、背景などにデザインを施したナンバープレートです。
希望ナンバーが「数字を選ぶ制度」であるのに対して、図柄ナンバーは「ナンバープレートの種類・デザインを選ぶもの」と考えると分かりやすくなります。
2026年8月現在、国土交通省が案内している主な図柄ナンバーには、
- 全国版図柄入りナンバープレート
- 地方版図柄入りナンバープレート
- GREEN×EXPO 2027特別仕様ナンバープレート
があります。
地方版は、各地域の風景・観光資源などをモチーフにしたデザインです。
全国版は、47都道府県の花をモチーフにした全国共通デザインとなっています。
フルカラーとモノトーンがある
図柄ナンバーには、フルカラー版とモノトーン版があります。
現在の全国版・地方版などでは、交付手数料等に加えて1,000円以上を寄付するとフルカラー版を選べる仕組みがあります。寄付なしの場合はモノトーン版となります。
図柄ナンバーの交付手数料は地域やプレートの種類によって異なります。
公式資料
希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス|図柄ナンバーについて
希望ナンバーと図柄ナンバーの違い
違いをまとめると次のようになります。
| 比較 | 希望ナンバー | 図柄ナンバー |
|---|---|---|
| 選ぶもの | 4桁以下の数字 | プレートのデザイン |
| 例 | 1、358、1122など | 全国版・地方版など |
| 人気番号 | 抽選になる場合あり | 数字とは別 |
| 寄付 | 原則として不要 | フルカラー等で必要になる場合あり |
| 現在の番号を維持 | 目的が番号変更なら変わる | 図柄だけ交換できる場合あり |
| 組み合わせ | 図柄ナンバーと併用可能 | 希望番号と併用可能 |
つまり、
「希望ナンバーか図柄ナンバーのどちらかを選ぶ」制度ではありません。
数字とプレートの種類という別々の選択です。
希望ナンバーと図柄ナンバーは両方選べる?
選べます。
例えば、
「358という番号にしたい」
+
「全国版の図柄入りプレートにしたい」
という申込みができます。
公式申込サイトでも、「希望番号申込」は希望する番号を申し込むだけでなく、ナンバープレートの種類を選択する仕組みになっています。ナンバープレートの種類として、通常のペイント、字光式、図柄ナンバーなどがあります。
したがって、
数字を変えたい
→ 希望番号申込
そのうえで図柄入りにしたい
→ 図柄ナンバーを選択
という考え方です。
ただし、図柄ナンバーには字光式はありません。
公式資料
今の番号を変えずに図柄ナンバーだけにできる?
現在使用している番号をそのままにして、ナンバープレートだけ図柄入りへ交換できる場合があります。
国土交通省は地方版図柄入りナンバープレートについて、新車・中古車の購入時だけでなく、現在使用中の車でも番号を変えずに図柄ナンバーへ交換できると案内しています。
公式申込サイトでは、この手続きを「交換申込」としています。
例えば現在、
三河 330
あ 12-34
という番号を使用していて、対象となる図柄ナンバーへ変更する場合、
12-34
という数字を維持したまま、プレートの種類だけ交換できるケースがあります。
ただし、使用の本拠が変わって地域名表示自体が変わる場合などは、同じ取扱いにはならないため注意してください。
公式資料
地方版図柄ナンバーはどの地域でも選べるわけではない
地方版図柄ナンバーは、その図柄を導入している地域で利用できる制度です。
好きな地域のデザインを自由に選べる制度ではありません。
例えば国土交通省の2026年8月現在の地方版一覧では、中部地方の導入地域として、
- 福井
- 富士山(静岡)
- 豊田
- 春日井
- 伊勢志摩
- 四日市
- 岡崎
などが掲載されています。
つまり、
「岡崎の図柄が好きだから、三河ナンバーの車にも岡崎の図柄を付ける」
という選び方ではありません。
地方版は使用の本拠に対応する地域の図柄を確認します。
一方、全国版図柄ナンバーは全国共通デザインです。
公式資料
全国版図柄ナンバーには交付期間がある
図柄ナンバーには期間限定のものがあります。
2026年8月現在、全国版図柄入りナンバープレートの交付期間は、
2022年4月18日から2027年4月30日まで
とされています。
また、GREEN×EXPO 2027特別仕様ナンバープレートは、
2025年7月14日から2027年11月30日まで
が交付期間です。
図柄ナンバーを検討するときは、
「そのデザインを現在申し込めるか」
も確認してください。
地方版については、国土交通省が地域別の導入状況を公開しています。
公式資料
希望ナンバー・図柄ナンバーは先に申込みが必要
希望ナンバーや図柄ナンバーは、運輸支局へ登録に行ったその場で好きなものを選び、その日のうちに作ってもらう仕組みではありません。
希望番号・図柄入りナンバープレートは注文製作となるため、事前に申込みを行います。関東運輸局も、希望番号予約センターまたはインターネットで申込み、予約済証に記載された交付可能日を待って登録申請する流れを案内しています。
基本的には、
- 希望する番号・図柄を決める
- 希望番号・図柄ナンバープレート申込サービスなどから申し込む
- 抽選対象番号なら抽選結果を確認する
- 交付手数料等を支払う
- プレートの交付可能日を待つ
- 登録・番号変更など必要な手続きを行う
- ナンバープレートを受け取る
という流れです。
車の購入・名義変更・住所変更と同時に希望ナンバーを取得する場合は、登録日から逆算して申込みを進めます。
公式資料
普通車は後ろのナンバーに封印がある
普通自動車では、後面のナンバープレートに封印があります。
そのため、希望ナンバーへ番号変更する場合など、後面プレートを交換するときは封印も関係します。
一方、軽自動車には普通自動車と同じ封印制度はありません。
希望ナンバー・図柄ナンバーを申し込むときは、
- 普通自動車か軽自動車か
- 番号そのものを変えるか
- 図柄だけ交換するか
によって、その後の手続きも確認してください。
希望ナンバーと図柄ナンバーはどちらを選べばいい?
これは目的で分けると分かりやすくなります。
数字にこだわりたい
希望ナンバーを選びます。
例えば、
- 誕生日
- 記念日
- 語呂合わせ
- 覚えやすい番号
などにしたい場合です。
見た目を変えたい
図柄ナンバーを検討します。
数字にこだわりがなければ、現在の番号を維持したまま図柄だけ交換できる場合もあります。
数字にもデザインにもこだわりたい
希望ナンバー+図柄ナンバーを組み合わせます。
整理すると、
| 希望 | 選択 |
|---|---|
| 数字だけ選びたい | 希望ナンバー |
| デザインだけ変えたい | 図柄ナンバー |
| 数字も図柄も選びたい | 希望ナンバー+図柄ナンバー |
| 現在の番号を残して図柄だけ変えたい | 交換申込を確認 |
具体例|新しく購入した車を「358+図柄ナンバー」にしたい場合
新しく購入した普通自動車について、
「番号は358にしたい」
「全国版図柄入りナンバーにもしたい」
とします。
この場合は、
- 希望番号として358を申し込む
- 図柄ナンバーを選択する
- 358が抽選対象か確認する
- 必要なら抽選結果を待つ
- 交付手数料等を支払う
- 交付可能日を確認する
- 車の登録手続きを行う
- 図柄入りの希望番号プレートを取り付ける
という流れを確認します。
なお、2026年8月現在、358は全国共通の抽選対象希望番号に含まれています。
希望する登録日が決まっている場合は、抽選やプレート製作に必要な期間を考えて早めに申し込む必要があります。
具体例|今の番号のまま図柄だけ変えたい場合
現在使用中の車について、
「番号は気に入っているので変えたくない」
「ただし図柄入りのプレートにしたい」
ということがあります。
この場合は、希望番号で新しい数字を選ぶのではなく、図柄ナンバープレートへの「交換申込」を確認します。
公式申込サイトでも、交換申込は現在の番号を利用しながら、新しい図柄などのプレートへ交換するための申込みとして案内されています。
ただし、地域名表示の変更などを伴う場合は単純な交換では済まないことがあるため、現在の車検証と使用の本拠を確認してください。
申込み前に確認したい6項目
希望ナンバー・図柄ナンバーを検討している場合は、次の6項目を確認してください。
- 数字を変えたいのか、デザインだけ変えたいのか
- 希望する番号は抽選対象か
- 全国版・地方版など、どの図柄を希望するか
- 地方版なら自分の地域で選べる図柄か
- フルカラーを希望する場合の寄付条件
- 車の登録日までにプレートを用意できるか
特に、
希望ナンバー=数字
図柄ナンバー=デザイン
と分けて考えると、手続きを理解しやすくなります。
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希望ナンバー・図柄ナンバーの手続きで迷ったらご相談ください
希望ナンバーと図柄ナンバーは、
- 希望する数字
- プレートの種類
- 抽選の有無
- 現在の番号を変更するか
- 普通自動車か軽自動車か
によって手続きが変わります。
また、車の購入・名義変更・住所変更と同時に申し込む場合は、登録予定日に合わせて事前にプレートを申し込む必要があります。
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出典
この記事は、2026年8月時点の法令・公的機関・公式申込サービスの情報をもとに作成しています。
国土交通省「図柄ナンバープレート」、国土交通省「図柄ナンバープレート(地方版)」、関東運輸局「希望ナンバー制について」、希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス、希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス「図柄ナンバーについて」
