車の名義変更はいくらかかる?費用を見て自分でやる・依頼するを決める

この記事は、いしかわ行政書士事務所の行政書士が、法令・公的機関の情報を確認して作成しています。

車の名義変更をするとき、

「自分でやればいくらかかる?」

「行政書士へ頼むと、どれくらい高くなる?」

「数千円の差なら頼んだほうが楽?」

と迷うことがあります。

普通車の名義変更で必ず大きな費用がかかるわけではありません。

ナンバー変更がなく、必要書類も自分で揃えられるなら、行政へ支払う登録手数料そのものは大きくありません。

一方で、

車庫証明が必要。

ナンバーが変わる。

必要書類を取り直す。

平日に運輸支局へ行く。

という条件が加わると、費用だけでなく手間も増えます。

そのため、

「自分でやれば安いか」

だけではなく、

「いくら節約できて、その代わりに何を自分でするのか」

まで見て決めると分かりやすくなります。

車の名義変更でまず必要になる費用

普通車の所有者を変更する手続きは「移転登録」です。

2026年4月1日から登録手数料が改定され、窓口で移転登録する場合の法定手数料は700円です。

OSSで申請する場合は600円です。

そのため、ナンバー変更も車庫証明もなく、必要書類もすでに揃っているケースでは、名義変更そのものにかかる行政手数料はそれほど高くありません。

ただし、実際には登録手数料以外の費用が加わることがあります。

自分で名義変更する場合にかかる費用

自分で手続きする場合は、主に次の費用を確認します。

費用目安
移転登録の手数料700円(窓口申請)
車庫証明必要な場合は愛知県で2,300円
印鑑証明書など自治体等による
ナンバープレート管轄変更などで必要な場合
希望ナンバー希望する場合
郵送・交通費必要に応じて

つまり、

「名義変更は700円でできる」

とも、

「必ず何万円もかかる」

とも言い切れません。

車庫証明やナンバー変更があるかによって総額が変わります。

ナンバーが変わらなければ費用を抑えやすい

たとえば、

現在も三河ナンバー。

新しい使用の本拠も三河ナンバー管轄。

車庫証明は取得済み。

必要書類も揃っている。

という場合です。

ナンバー変更がなければ、新しいナンバープレートの交付費用はかかりません。

このようなケースは、自分で手続きをする金銭的なメリットが比較的大きくなります。

車庫証明が必要なら別に費用がかかる

名義変更に伴って新しい車庫証明が必要になる場合があります。

愛知県では、自動車保管場所証明申請手数料が2,300円です。

2025年4月から保管場所標章が廃止されたため、以前必要だった標章交付手数料は現在ありません。

さらに月極駐車場を使用する場合は、管理会社などから使用承諾証明書を取得する際に費用がかかることもあります。

これは警察へ支払う手数料とは別です。

ナンバーが変わると費用だけでなく手間も増える

名義変更で管轄が変わる場合などは、ナンバープレートも変更します。

この場合は、

新しいナンバープレート代。

希望ナンバーならその交付費用。

旧ナンバーの返納。

新しいナンバーへの交換。

封印。

まで考える必要があります。

普通車でナンバー変更を伴う場合は、原則として車両を管轄の運輸支局等へ持ち込む必要があります。

そのため、自分で手続きするか行政書士へ依頼するかを考えるときも、

「書類を出すだけで終わる名義変更」

と

「車両の持込みまで必要な名義変更」

は分けて考えたほうがよいでしょう。

自分で名義変更すれば行政書士報酬はかからない

自分で手続きする最大のメリットは、行政書士への報酬が不要になることです。

必要書類を自分で集めて、

申請書を準備。

平日に運輸支局へ行く。

申請。

審査待ち。

新しい車検証を受け取る。

という作業を自分で行います。

愛知運輸支局の登録窓口は、平日の8時45分から11時45分、13時から16時までです。

土日祝日は登録業務を行っていません。

そのため、

平日に動ける。

必要書類を自分で判断できる。

管轄の運輸支局が遠くない。

という人なら、自分で進めやすいでしょう。

「自分でやるほうが得」とは限らないケース

行政書士へ依頼すれば、自分でするより費用は増えます。

ただし、比べたいのは報酬額だけではありません。

平日に半日動く必要がある

愛知運輸支局の案内では、ナンバー変更なしの移転登録について、手続時間の目安を70~90分としています。

これは窓口での手続時間の目安です。

実際には、

自宅や職場から運輸支局まで移動。

書類を確認。

申請。

審査待ち。

帰宅・職場へ戻る。

という時間も必要です。

さらに月末や年度末などは、審査待ちが長くなる場合があります。

仕事を休む必要があるなら、

行政書士報酬を節約できる金額

と

仕事を休んで手続きする負担

を比べたほうが現実的です。

書類不備でもう一度行く可能性がある

普通車の移転登録では、

車検証。

譲渡証明書。

旧所有者・新所有者の印鑑証明書。

委任状。

車庫証明。

などが関係します。

旧所有者の住所が車検証と印鑑証明書で違えば、住所のつながりを確認する書類が追加で必要になることがあります。

書類が不足していれば、その日に名義変更を完了できない場合があります。

一度で終われば自分で行う負担は小さくても、再度平日に動くことになれば費用以外の負担が大きくなります。

行政書士へ頼む場合はいくらくらい?

行政書士へ依頼する場合は、

法定手数料などの実費

に加えて、

行政書士報酬

が必要です。

報酬額は事務所や依頼範囲によって異なります。

たとえば、

書類がすべて揃っていて登録だけ依頼する。

申請書類の作成から依頼する。

車庫証明もまとめて依頼する。

相続や所有権解除など確認事項が多い。

といった違いで料金が変わります。

いしかわ行政書士事務所でも、自動車登録の料金は依頼範囲ごとに設定しています。

最新の料金は自動車登録の案内ページでご確認ください。

自分でやるか依頼するかを費用で比較

大きく分けると、次のように判断できます。

状況向いている方法
平日に自由に動ける自分で手続きしやすい
書類がすべて揃っている自分で手続きしやすい
ナンバー変更がない自分で手続きしやすい
運輸支局が近い自分で手続きしやすい
平日に仕事を休みにくい依頼を検討
必要書類が分からない依頼を検討
車庫証明も必要まとめて依頼を検討
旧住所とのつながりなど書類が複雑依頼を検討
登録予定日が決まっている依頼を検討

費用だけなら、自分で行うほうが安くなります。

ただし、

平日の時間。

移動。

書類確認。

不備が出た場合の再訪。

まで含めると、依頼したほうが負担を減らせるケースがあります。

行政書士へ全部頼む必要はない

自分でするか、全部依頼するかの二択でもありません。

たとえば、

車庫証明
→自分で取得。

名義変更
→行政書士へ依頼。

という方法があります。

反対に、

必要書類
→自分で準備。

登録申請
→行政書士へ依頼。

という分け方もできます。

自分で簡単にできる部分まで依頼する必要はありません。

「どこまで自分でやれば費用を抑えられるか」で考える方法もあります。

ナンバー変更があるなら費用だけで決めない

ナンバー変更を伴う場合は、車両の持込みや封印まで関係します。

行政書士へ依頼するとしても、

登録書類だけ対応するのか。

車両の持込みは誰がするのか。

封印まで対応できるのか。

を先に確認します。

行政書士へ頼めば必ず車を預かってすべて対応してもらえるわけではありません。

特に遠方の登録では、費用だけではなく手続方法まで確認して依頼先を決めます。

結論|数千円の差だけでなく、平日の時間まで含めて決める

普通車の名義変更は、行政へ支払う登録手数料だけを見ると高額な手続ではありません。

2026年4月以降、窓口で行う移転登録の法定手数料は700円です。

ただし、

車庫証明が必要なら2,300円。

証明書取得費用。

ナンバー変更があればナンバープレート代。

交通費。

などが加わります。

行政書士へ依頼する場合は、さらに行政書士報酬が必要です。

そのため、

平日に動けて、書類も自分で揃えられる
→自分で手続きする。

平日に動けない、書類が複雑、車庫証明もまとめたい
→行政書士へ依頼する。

という判断でよいでしょう。

「行政書士報酬がもったいないか」だけでなく、

その金額で平日の移動・申請・書類確認を任せる価値があるか

まで比べると決めやすくなります。

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書類は自分で準備する。

登録だけ依頼する。

車庫証明からまとめて依頼する。

といった形でも対応できます。

現在の車検証と、ご希望の手続きを確認して必要な範囲をご案内します。

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出典

国土交通省|自動車の登録・検査の法定手数料変更について、中部運輸局 愛知運輸支局|自動車の登録、中部運輸局 愛知運輸支局|移転登録(ナンバーが変わらない名義変更)、愛知県警察|自家用自動車の保管場所証明申請、愛知県|自動車税

この記事は、2026年8月時点の法令・公的機関の情報をもとに作成しています。

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